パソコンは精密機器なので梱包やバックアップは注意して行う!
パソコン本体や液晶モニターの梱包は引越し業者にお任せで大丈夫です。
ただし、自力で引っ越される方、または荷造りを行わない業者に依頼される方は梱包方法から見ていきましょう。
パソコンの梱包方法
パソコンは、購入時の箱に入れるのがベストですが、無い場合は大き目のダンボールに梱包してください。
デスクトップ
- 新聞紙を丸めて段ボールに入れる
- パソコンを立てて詰める
- ケーブルはまとめ、キーボード・マウスも新聞紙で梱包して一緒に入れる
- 最後に空いた隙間に新聞紙を詰める
これだけで梱包作業は完了です。
縦で入らない場合は?
もしも、縦にして入らない場合は、新聞紙を詰め、ケーブル端子が付いている方を下にして詰めてください。
※ケーブル端子がある方を下にしないと、運搬中に中身のハードウェアが落下する危険性があります。
さらに、パソコンが動かないように隙間に新聞紙やタオルを詰めて固定することも、運搬中に内部の配線が外れることを防ぎます。
ノートパソコン
ノートパソコンも同様にキーボード部分を下にして、ダンボールの余白に新聞紙やタオルを詰めて完了です。
梱包した荷物の名前を書く
大事なデータのバックアップの取り方
引越し業者やパソコン単体を運ぶ運送業者の保険では、内部データの紛失は保証対象外です。
ごく稀に輸送時の衝撃でハードディスクのデータが飛ぶ場合があるので、大事なデータは事前にバックアップを取っておきましょう。
USBメモリー
USBメモリーをパソコンに差し込み、データを移すだけなので簡単ですが、小型のため紛失や静電気による破損には注意して下さい。
オンラインストレージ
オンラインストレージは、web上にデータを保存できる仕組みのことを言います。
代表的なサービスの中で、無料で利用できる最大容量をまとめておきます。
サービス名 | 最大容量(無料) | 共有 |
---|---|---|
Googleドライブ | 15GB | 可能 |
Yahoo!ボックス | 5GB | 不可 |
Dropbox | 2GB | 可能 |
OneDrive | 5GB | 可能 |
共有とは、ご自身が許可した人と写真やデータを共有し、オンライン上で一緒に見れる仕組みのことです。
デジカメで撮った写真の1枚当たりの容量は3MB〜4MBぐらいです。
よって1GBの容量があれば250枚ほどは保存できる計算になります。
ハードディスク自体を外す
デスクトップ内部にあるハードディスクを外してご自身で運ぶ方法もありますが、運搬中に紛失や故障の恐れがある(衝撃に弱い)ためお勧めは出来ません。
外付けハードディスクにデータを移す
ハードディスクにある大事なデータを、外付けハードディスクに移し別に運搬する方法です。
別途購入が必要ですが、値段は幅広く3,000円台〜20,000円台で販売されています。
一番のおすすめはUSBメモリーに移して運ぶ方法になります。
引越し後はすぐに動作確認を
パソコンは精密機器なので、確認のためにも引越し後はすぐに動作させてください。
配線のつなぎ方が分からなくなった場合は?
パソコンの配線のつなぎ方は非常に簡単になっているので、コードの口の形状に合う場所に差すだけで問題ありません。
起動後に、このような症状はありませんか?
電源を入れてもモニタ上にNo Signalと表示される。
モニターの電源ランプは付いているがNo Signalと表示される場合は、パソコン内部にある電源ユニットの故障が考えられます。
起動後にハードディスクのチェックが始まる。
英語表記でディスクチェックが起動後に毎回始まる場合は、ハードディスクの故障、もしくは寿命間近が考えられます。
電源を入れてもパソコン自体が起動しない
windowsを起動しています。と表示されない、いつまでも画面が真っ黒の場合は、パソコン本体の故障が考えられます。
壊れていた場合は?
もし、正常に動作しない場合はまずはパソコン屋さんで確認してもらい、落ち着いて引越し業者に連絡をして下さい。
(ただ単に壊れたという訳ではなく、運搬の際に中の配線やパーツが外れることが稀にあります。)
引越し保険は荷物到着日から3か月と定められています。
しかし、期間が経つと責任の所在が分からなくなるため、パソコンに限らずすべての家電は動作確認をすぐに行いましょう。