転居先ではアースの接地は忘れずに行っておきましょう。
引越し先の新居にアースが無い場合、一部の家電では取り付けが必要になることもあります。
新居でアースの取り付けが必要な主な家電は、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、パソコン、エアコン室外機です。
ただし、家電製品によってはアース線の有無が異なるため、荷造りの際には確認しておきましょう。
元々アースは感電や漏電を防止する目的で家電に取り付けられています。
接続しなくても家電製品の性能や使用上の影響が出るわけではないので問題ありませんが、電気の逃げ道を作らないと漏電が起こってしまうケースもあります。
仮に、機械の内部が壊れている事を知らずに電源を入れておくと、電気の行き場所が無くなってしまいます。
そして、行き場の無い電気は触れた人間に伝わり感電してしまうという事もあり得ます。
可能性は低いものの、万が一の事故に備えるのであれば、なるべくアースを接続するようにしたほうが良いでしょう。
もし、引越し先にアースがない場合はアース棒を利用して対処するか、電気事業者に工事を依頼することになります。
アース棒はホームセンターなどに売っていますが、使用の際には地面へ突き刺す必要があります。
このため、マンションの高層階などでは使えないケースも少なくありません。
そうなると電気事業者に工事を依頼することになります。
もし賃貸物件でアース工事をする場合は、必ず大家や不動産会社の了解を得てからにしましょう。
無断で工事を行うと後でトラブルになることがあります。
また、部屋にアース端子が一つしかない場合は複数の線をまとめて繋いでも大丈夫です。
コンセントごとに付いている場合が多くなっていますが、最終的に一つのブレーカー接続しているため、まとめても問題ありません。