エアコンの引越し費用はいくら?相場を知って移設か新設か決めよう!

エアコンの引越しってどこが安い?基本料金〜追加料金まで解説!

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引越し業者

エアコンを引っ越す場合には、どの方法が格安なのか気になりますね。

 

このページでは、費用〜追加料金発生の有無、また自力で引っ越す方法まで掲載していきます。

 

エアコンの引っ越しだと選択肢が限られており、

 

  • 引越し業者のオプションを利用(10,000円〜)
  • 専門業者に個別に依頼(8,000円〜)
  • 寿命を考えて処分し新設する(50,000円〜)
  • 自力で取付・取り外し、運搬もする(0円だけど非推奨)

のどれかのみですね。

 

先に結論を書くと、

  • エアコンの移設なら手間を考えても引越し業者に依頼するのがおすすめ。
  • 10年近い古いエアコンであれば、新設するのがおすすめです。

(詳細は下記にて)

 

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まずはエアコン移設工事にかかる基本料金や追加費用、そして新設にかかる費用や寿命についても見ていきましょう。

 

エアコン移設工事にかかる基本料金から比較してみよう!

 

大手引越し業者と、専門業者の基本料金をチェックしてください。

 

エアコンをオプションとして引越し業者に頼んだ場合の基本料金

 

  • アート引越しセンター15000円〜
  • サカイ引越センター 10000円〜(同市内)
  • アリさんマークの引越社 9500円〜25000円
  • クロネコヤマト 20000円〜
  • 日本通運 15000円〜

 

 

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引越し業者のメリットは運搬も一緒にお願いできる点が大きいです。

 

専門業者にエアコンだけ移設工事を頼んだ場合の基本料金

 

  • (株)エレコン:同市内10,000円〜
  • (株)BlueWash:8,000円〜
  • フォーラムサービス:12,000円〜
  • エアコン工事屋本舗:8,000円〜

 

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専門業者だと、エアコン本体の運搬を運送業者や引越し業者に頼まなければいけないのが難点です。

 

ちなみに、ヤマト運輸のらくらく家財宅急便だと同市内で7,000円程度かかります。

 

自力で運ぶ場合の重さは、

  • 室内機で10〜15s程度
  • 室外機は20〜45s程度

(室外機の方はコンプレッサー内蔵のため横向き運搬は確実に故障するためご法度です。)

 

 

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また、移設工事でも新設工事でも、立地条件によってエアコンの取り付け時には基本料金にプラスして追加料金が発生します。

(主な追加費用は下記に掲載。)

 

この点は、必ず見積もり時にご確認ください。
(基本料金が安いからと契約した業者でも、追加料金が異常に高い業者で後悔した話が多々あるためです。)

 

 

エアコン移設時の主な追加費用

エアコン移設時の主な追加費用一覧

 

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ここから工事の内容と意味について説明します。

(料金は全て相場です。高い会社にはご注意を!)

 

 

1配管延長:1m/2,000円〜3,000円

 

室内機と室外機をつなぐ配管が届かない場合には延長が必要な工事です。

 

1階取り付けで4m、1階から2階取り付けで8m必要です。

 

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もしも、配管自体が古くなっていると、取付時に新品と総取り換えのケースもあるため注意して下さい。

 

 

2化粧カバー取り付け

 

室内用:2mまで/7,000円〜10,000円
延長:1m/2,500円〜3,500円

 

室外用:2mまで/5,500円〜7,000円
延長:1m/1,000円〜2,500円

 

 

化粧カバーを取り付けるメリットとしては、

  • 室内機であれば、お部屋内の見栄えを良くするためだけの作業です。
  • 室外機であれば、見栄えのほかに、配管の劣化を防ぎます

 

(室外機の方がテープ巻きだと、風・雨・日光によりテープがいずれボロボロになります。
ですので、長期間住まれる予定であれば室外機の方だけでも化粧カバーを取り付けておいた方が良いです。)

 

 

もしもテープ巻きだけであれば、基本工事に含まれ無料です。

 

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設置後に、化粧カバーをやっぱり取り付けたいとなると、料金が高くなるため注意して下さい。

(配管の取り外し・取り付けの再工事が必要になってしまいます。)

 

 

3電源コード延長:5,000円〜

 

電源コードの延長は、専用コンセントのある位置までエアコンのコードが届かない場合に必要な作業です。
作業内容としては、コンセントの位置を変える(電気の配線を伸ばす)作業になります。

 

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コンセントに届かないからと延長コードを利用してつないではいけません。(火災の原因やエアコン本体が故障します。)

 

 

4コンセント交換:3,000円〜

 

エアコンの電源プラグ形状とコンセントの形状が違う場合に必要になる作業です。

 

エアコンの電源プラグとコンセントの形状一覧

 

 

5ブレーカー電圧切替:2,000円〜3,000円

 

ブレーカー内で100V⇒200Vまたは200V⇒100Vに電圧を変更しなければいけない場合に行う作業です。

 

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例えば、取付予定のエアコンが14畳以上用だと電圧200Vが必要になります。

もしも、移設先にエアコンの専用回路が100Vしかない場合には、分電盤内で200Vに変える作業が必須になります。

 

 

6専用回路増設:13,000円〜

 

エアコン専用の回路が無い場合には、増設が必要になります。

 

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エアコンは電力消費が大きいため、分電盤と直接つながる(他の配線と複合しない)専用回路が必要です。

 

例えば、複数のコンセントが混じり合った回路を使うと、他の家電を故障させたり、火災の原因になってしまいます。

 

 

7室外機特殊設置

 

エアコンの引越し費用はいくらかかる?移設or新設ならどっちがお得?

  1. 屋根置き設置:13,000円〜
  2. 平地置き:標準工事(基本料金に含む)
  3. ベランダ置き:標準工事(基本料金に含む)
  4. 二段架台置き設置:16,000円〜
  5. 異階工事:10,000円〜

 

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室外機を標準工事で設置できない場合には、特殊な設置が必要になり追加費用が発生します。

 

 

追加費用の目安をあらかじめ知るには?

 

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引越し業者も専門業者も引越し先まで下見には行きません。(下見料が別途必要)

追加料金の目安を調べるためには、見積もり時に

  • 引越し先となる設置環境の外観、
  • また建築図面を用意する

などの方法がおすすめです。

 

これらの書類を準備して見積もりに対応してくれる業者選びが肝心です。

 

エアコンの引越しは、取付・取り外しが安くても、追加料金の高さで、新設しておけば良かったという声も散見します。

 

次に、エアコンの寿命や新設費用についてもチェックしましょう。

 

 

エアコンの寿命は何年?新設費用っていくら?

 

エアコンの寿命は10年となり、それを超えての使用は火災の原因につながるので注意が必要です。
(エアコン室内機の下部に製造年数が書かれていますので、そちらでご確認ください。)

 

 

また、最新のエアコンに変更すれば、若干ですが電気代の節約にもつながります。

 

エアコンの年式 期間消費電力量 年間電気料金
2009年制 835kw 21,710円
2019年制 717KW 18,642円

 

期間消費電力量は値が小さいほど年間の電気料金が安くなります。(約3,000円ほど安くなる)

 

新設だと費用はいくら?

 

エアコンを新設する場合は、
エアコン本体代+標準工事のセットで60,000円台(6畳用)からネット通販では販売されています。

 

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ただし、こちらも基本料金を安くして、高額な追加費用で荒稼ぎする業者も居るため、口コミをよく読んでのショップ選びが必要です。

 

お勧めは本体のみを購入し、設置工事は近所の電気屋さんに頼む方法も検討してください。
(1年前のモデルだと本体が安いのでなおさら良いです。ただし中古の購入は絶対ダメです!)

 

 

結局、買い替えた方が良い?移設した方が良い?

 

  • 10年近く使っているエアコンの場合
  • 部屋の大きさが変わる場合、(6〜8畳⇒10畳の部屋に移設すると電気代が高くなるため、反対も同じです。)
  • 新築への引越し、また引越し先に長く済む場合
  • エアコン自体の効きが悪くなっている場合(冷媒ガスのチャージが必要になるため、12,000円〜)

 

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これらに該当するなら、新設されることをお勧めします。

 

古いエアコンを持って行ったは良いけど、引越し先ですぐ壊れたりすれば、全てが無駄になってしまいます。

 

エアコンを移設した場合も、新設した場合も必ずすぐに試運転を行ってください。

 

 

エアコンを自力で取り外し・取付する方法は?

 

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ここでは、エアコンの移設DIYについて掲載しますが、挑戦される方は少ないと思いますので、簡単に説明していきます。

 

手順1自力で行う場合、まずエアコンを取り外すためにポンプダウンを行います。

 

エアコンを冷房運転してから室外機の高圧バルブを六角レンチで閉じ、しばらくしてから低圧バルブを閉め、エアコンの運転を停止させ、ポンプダウンが終了です。

 

 

手順2次にエアコンのコンセントを抜き、電線を取り外します。

 

電線は色分けしてあるので取り付けることを考えて、室外機、室内機共に色が分かるようにしておくと良いでしょう。

 

 

手順3電線の取り外しが終わったら配管の取り外しです。

 

取り外したらビニールテープでフタをしてホコリが入らないようにします。

 

手順4次は室内機、室外機の取り外しです。

 

室内機の下部がビス止めされていることもあるので、取れないときは無理に引っ張らず下部を確認しましょう。

 

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引越し先でのエアコンの取り付けは簡単にいうと今やった取り外しの逆です。

 

 

 

手順5配管をフレア加工し、室内機室外機の配管接続、電線接続を行います。

 

配管の接続が甘いとガス漏れを起こしますので注意が必要です。(締めすぎもダメです×)

 

 

手順6真空ポンプで配管内の空気を抜き、冷媒ガスで配管内を充満させます。

 

配管内に水分や空気が入っているとコンプレッサーの故障の原因となるので注意が必要です。

 

手順7ここまでできたらバルブを開け試運転します。

 

異常がなければこれでエアコンの取り付けは終了です。

 

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こう手順を書くと意外に簡単と思うかもしれませんが、自力でのエアコンの取り付け・取り外しは非常にリスクが高いです。

 

専用工具が必要になりますし、配管工事の知識が必要になります。

 

エアコンの種類によって取り付け取り外しの方法に違いがありますし、まったくの素人がエアコンの取り付け取り外しを完璧に行うのは難しいでしょう。

 

言うまでもなく、よほど腕に自信がない限りおすすめはできません。

 

 

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